売却を依頼する会社、何を重視して選ぶといいのか?

売却を依頼する会社、何を重視して選ぶといいのか?

不動産売却は、高い査定価格を提示してきた会社に任せるのが正解か?


マイホームや相続不動産など、大切な資産の売却を任せる会社を選ぶには、何を重視して見極めればいいのでしょうか。街にはたくさんの不動産屋さんがありますが、この記事ではその見極めポイントについてお話します。


不動産を売却するにあたっては、普段住んでいる時はほとんど気にしないような様々な要素が絡んでくるものです。初めて耳にする難しい法律用語や法令なども色々と関係してきます。
取引する価格が高額になることや、売主が負う場合がある契約不適合責任などの面でも、慎重に取り組むことが重要です。

押さえるポイントは大きく2つ、「物件についての詳細な調査(詳しくは⇒不動産を売る時の「物件調査」とは?をご参照ください)と、「取引の条件や内容を十分理解する」、この2点です。
「物件の調査」と一口に言っても、物件の現地で調査しなければいけないことだけでもこれだけあります。売主様の所有物件を問題なく相手方に引き渡すためには、深くじっくりと調査に取り組むことと、綿密な思考を求められます。また、不動産に関する知識量というのは経験と比例するので、「物件調査」をきちんと行うには、経験値が高いことが求められます。

では、「取引の条件や内容を理解する」、はどうでしょうか。
①価格の根拠の説明
②最適な売却方法の提案
③法規に関する専門的な知識と緻密な物件調査
④柔軟な折衝能力

これらの、不動産業者の働きがあって初めて、売主の「理解」に繋がるのです。
上記のためにきちんと働いてくれる会社を見極めるポイントは、
「売主の話を丁寧に聞く」
「誰にでもわかりやすい言葉で話す」
「経験も知識も豊富」
この3つです。

簡単なことのようですが、「話を聞く」、と「伝える」、チカラは、売主に寄り添い売主のために働いてくれるかどうかを見極めるには、とても重要なポイントです。そして、トラブルなく物件を引き渡すためには、法規に関する知識や経験も重要です。


では、最初の疑問に戻ります、「高い査定価格をつけてくれた会社に頼むのがいい」のでしょうか?

市場相場に適した妥当な価格の提案をするためには、豊富な経験と相場感、常にリアルタイムの不動産市況を敏感に意識していること、が求められます。しかし、とりあえず媒介契約を獲得したいという目的のために、最初にむやみに高い値付けを提示することが横行しているのも現実です。時間がかかってもいいからできるだけ高く売りたい、という場合は良いのですが、相場とかけ離れた価格設定にすると、売却まで時間がかかることが予想されます。

ここまでの説明から、高い価格を提示してきた業者がいい、というわけではないということがわかってくるかと思います。そして、最終的な売出価格を決定するのは売主です。不動産業者が決めた価格で販売しなければいけないわけではないのです。

インターネット一括査定サイトなどから、複数の業者の査定価格で判断する場合も多くなってきていますが、提示してきた価格だけで販売を任せる会社を決めるのではなく、「売主のためにどのように働く会社なのか」、を見極めることがとても重要です。

大切な資産の売却を任せる会社を判断するのは難しい面もあります、会社のホームページなども見てだいたいあたりをつけたら、どんな会社なのか、どんな担当者なのか、を判断するためにも一度お店に行ってみる、売却を担当するスタッフと会ってみることをおすすめします。

監修者情報

  • 代表 稲葉 昇久
  • 株式会社チームニッコークリエイティブ
    松戸不動産情報館

    代表 稲葉 昇久

    代表挨拶

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