- ホーム
- 実際の売却依頼・売却の豆知識
- 売却の豆知識
- 令和8年8月千葉豪雨で松戸市でも浸水被害。不動産を売る前に確認したい「水害リスク」
令和8年8月千葉豪雨で松戸市でも浸水被害。不動産を売る前に確認したい「水害リスク」
令和8年8月千葉豪雨で松戸市でも浸水被害。不動産を売る前に確認したい「水害リスク」
2026年8月13日、千葉県を記録的な大雨が襲いました。
「令和8年8月千葉豪雨」と呼ばれる今回の大雨では、松戸市でも床上・床下浸水をはじめ、多くの被害が発生しています。
松戸市も、8月25日時点の広報で「床上・床下浸水を始め、多くの被害が発生した」としています。また現在も、浸水被害を受けた家屋の消毒や住宅の応急修理、被災者への市営住宅の提供などの支援が行われています。
今回の豪雨をきっかけに、
「自宅の周辺は大丈夫だったのだろうか?」
「ハザードマップでは浸水しないことになっているけれど、本当に大丈夫?」
「この家を将来売るとき、水害リスクは価格に影響するの?」
と気になった方も多いのではないでしょうか。
今回は、不動産を売却する前に確認しておきたい「水害リスク」について、松戸市の情報をもとに解説します。
松戸市には「洪水」と「内水」のリスクがあります
不動産の水害リスクを考えるとき、単純に「川の近くかどうか」だけを見てはいけません。
大きく分けると、
・河川が氾濫することによる「洪水」
・大雨によって排水が追いつかず、道路や住宅地に水がたまる「内水」
の両方を確認する必要があります。
松戸市では、江戸川などの河川による洪水だけでなく、内水による浸水についてもハザードマップが公開されています。
特に現在の松戸市内水ハザードマップは、想定する降雨量を従来の1時間71mmから1時間153mmへ変更しています。
これは「想定最大規模降雨」とされる雨量です。
つまり、住宅を売却するときには「この家は川から遠いから大丈夫」と考えるのではなく、その土地そのものにどのような浸水リスクがあるのかを確認することが重要です。
ハザードマップに色がない場所でも安心とは限りません
ここは、不動産を売却する方にもぜひ知っておいていただきたいポイントです。
松戸市の内水ハザードマップには、次のような注意書きがあります。
ハザードマップはあくまでも浸水シミュレーションの結果であり、実際の浸水状況とは異なる場合があります。
さらに、雨の降り方によっては想定されている浸水深を超えたり、浸水想定区域外でも浸水する可能性が十分あると松戸市は説明しています。
これは今回の豪雨を考えるうえでも重要な点です。
「ハザードマップで色が付いていないから、この土地は水害リスクがない」
と単純に判断することはできません。
実際の浸水には、雨の降り方だけでなく、土地の高低差、道路の勾配、周辺の排水状況など、さまざまな要素が関係します。
不動産を売る前に「自宅周辺」を一度確認してみる
もし将来的に不動産の売却を考えているのであれば、今回の豪雨をきっかけに、一度ご自宅周辺の水害リスクを確認してみることをおすすめします。
確認するポイントは、それほど難しくありません。
まずは、
・洪水ハザードマップで浸水想定区域に入っているか
・内水ハザードマップではどの程度の浸水が想定されているか
・周辺の道路や土地に高低差があるか
・過去に周辺で浸水や冠水が発生していないか
などを確認してみましょう。
松戸市は、洪水や内水のハザードマップを公開しているほか、過去の浸水実績などをもとに内水浸水の想定区域を作成しています。
「今まで何十年も住んでいて、一度も水が入ったことがない」という経験も大切ですが、それだけで今後のリスクを判断するのではなく、現在公開されている公的な情報も合わせて確認しておくと安心です。
水害リスクは「売れない」という意味ではありません
では、水害リスクのある不動産は売却できないのでしょうか。
もちろん、そんなことはありません。
不動産にはそれぞれ、
「駅から近い」
「土地が広い」
「日当たりが良い」
といったメリットがある一方で、
「前面道路が狭い」
「土地の形が特殊」
「再建築に制限がある」
「水害リスクがある」
といった特徴もあります。
大切なのは、その不動産が持っている特徴を正しく把握したうえで、適切な価格や売却方法を考えることです。
特に水害リスクについては、売却前に売主自身が把握しておくことで、買主から質問されたときにも落ち着いて対応できます。
また、今回の豪雨によって実際に自宅が浸水した場合は、さらに注意が必要です。
床上だったのか床下だったのか、建物や設備にどのような被害があったのか、修繕を行ったのかなど、被害の内容を整理しておきましょう。
松戸市では、今回の豪雨による被災住宅について罹災証明書の発行や応急修理などの支援も行っています。
「売るかどうか」より先に、自宅のことを知っておく
不動産を売却するとき、多くの方は最初に、
「いくらで売れますか?」
と考えます。
もちろん、売却価格は重要です。
しかし、実際の売却では価格だけではなく、
「この土地にはどんな特徴があるのか」
「買主は何を気にするのか」
「どのような説明が必要になるのか」
まで考えておくことが大切です。
今回の千葉豪雨をきっかけに自宅の水害リスクが気になった方は、すぐに売却を決める必要はありません。
まずはハザードマップなどの公的な情報を確認し、「自分の不動産にはどんなリスクがあるのか」を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
松戸不動産情報館では、松戸市・市川市の不動産売却について、価格査定だけでなく、土地や建物の状態、周辺環境、水害リスクなども確認しながら、売却についてご相談いただけます。
「今回の豪雨で自宅のことが少し心配になった」
「ハザードマップを見てもよく分からない」
「浸水した実家を今後どうすればいいか分からない」
「まだ売るかどうか決めていないけれど、売却した場合の価格を知っておきたい」
という段階でも構いません。
不動産を売るかどうかを決める前に、まず自分の不動産を知る。
今回の豪雨を、そのきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
監修者情報

-
株式会社チームニッコークリエイティブ
松戸不動産情報館代表 稲葉 昇久

